Aiko's TAIWAN Ch.

台湾に憧れて...

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1999年、小学生の頃に初めて訪れた台湾。その小さな目に映った世界は、民進党政治下で、民主化に向けて希望に満ちあふれ、日本人のような優しさと人間味溢れた台湾人がそこにはいた。

台湾にいつかまた行きたい。そう思いながら、台湾の音楽やドラマを観て育つ。ただ、貧困家庭で育つあいこは、海外留学とはまた夢のまた夢であったーー

大学時代から本格的に中国語の勉強を始める。バイトで必死に貯めたお金を手に、2008年夏、１ヶ月北京語言大学へ語学留学。大学で、中国人留学生と言語交換をするなど、積極的に中国語を身につける。

大学卒業後、大学院入学とともに休学をし、2011年６月から９ヶ月、憧れの台湾へ語学留学ーー

実際に台湾に来てみれば、日本にいては気付かなかった台湾の社会的・政治的問題などが目についた。2008年から国民党政府による不条理な政策によって”後退”する社会がそこにはあった。

その問題とは何なのか、どのような対策が必要なのか、大好きな台湾人を守りたい、そう思うようになった。

2012年９月から、日本の大学院を辞めて、台湾の国立台湾大学社会科学院へ編入。台湾奨学金を受けながら、台湾と日本の社会について研究する生活が始まったーー

2015年2月、無事卒業